レート1800攻略への鍵 続編 〜構築の組み方〜

「レート1800攻略への鍵」で構築を組む段階での留意点を述べましたが、構築の詳細な流れを記載する。
(1)構築に組み込みたいポケモンor構築の軸を決める
   ex.軸:クレセリアヒードラン
(2)軸の強みを活かすためのサポートor軸の弱みを潰すための回答を組み込む
   ex.軸:クレセリアヒードラン
  メタ:めざパ地ウルガモス スイクン etc
   回答枠:カイリュー スイクン
(3)相性(タイプ+役割)
    ex.クレセリアヒードランカイリュースイクン
   相性(タイプ):電気無効枠+岩半減枠
   相性(役割): マンムーステルスロック+先制技 キノガッサ:選出縛り+行動縛り
(4)選出をシミュレート+技構成・持ち物・実数値を考える
   相手の構築に対して、選出3体で回答or誤魔化し可能か頭で対戦をシミュレートする
   技構成・持ち物・実数値は構築に組み込むべき役割から確定、選択枠を(5)で統計から確定する
   
   ★シミュレート構築サンプルex.
バンギラス ガブリアス ラティ♂ ハッサム 化身ボルト スイクン

バンギラス ガブリアス ローブシン 化身ボルト クレセリア スイクン

バンギラス ドリュウズ ラティ♂ ハッサム ウルガモス スイクン

バンギラス ドリュウズ ローブシン 霊獣ボルト クレセリア スイクン

バンギラス グライオン 水ロトム ラティ♂ ナットレイ マンムー

カバルドン ドリュウズ ラティ♂ ハッサム キノガッサ スイクン

カバルドン ドリュウズ ラティ♂ ナットレイ ウルガモス パルシェン

ニョロトノ キングドラ ガブリアス 化身ボルト ハッサム クレセリア

ニョロトノ キングドラ 霊獣ボルト カイリュー ハッサム キノガッサ

ニョロトノ キングドラ 霊獣トルネ クレセリア マンムー ローブシン
[
ニョロトノ キングドラ ユキノオー ライコウ ローブシン ガブリアス

ユキノオー トドゼルガ ガブリアス サンダー メタグロス ローブシン

ユキノオー トドゼルガ ガブリアス 化身ボルト シャンデラ ローブシン

キュウコン クレセリア ヒードラン ボーマンダ キノガッサ マンムー

化身ボルト マンムー カイリュー ハッサム キノガッサ スイクン

ラティ♂ ハッサム ウルガモス 水ロトム ローブシン マンムー 

化身ボルト ガブリアス スターミー ウルガモス パルシェン キノガッサ

化身ボルト カイリュー ハッサム パルシェン キノガッサ シャンデラ

ライコウ ローブシン ガブリアス カイリュー ハッサム ウルガモス

クレセリア ヒードラン ユキノオー ガブリアス ギャラドス ローブシン

(5)レート対戦で構築を回す+統計をとる
 
   対戦を作業として展開しているか
   構築の強みが活きているか
   構築の弱みを潰せているか etc を確認する
 
   統計:自分の構築に対して、誘発するor選出縛りから誘発しない etc

   統計をとる⇔構築修正 を繰り返す
   


★「勝てる構築の共通点を知る」
 
 「レート1800攻略への鍵」でも述べているが、+α記載します。

  自身であらゆる構築を回してみて、模索する事が上達の近道であるが、下記でいくつか挙げる。
  
・先発起動要員
 序盤、お互いに後続を確認していない状況下では選択肢が多いが、終盤に近づくにつれて、選択肢が少なく対戦が作業展開となるため、
 序盤のアドバンテージがそのまま勝敗に繋がる、もしくは不利な択を迫られるため先発出し勝ちor出し負けは重要と言える。
 選出段階で考えるべきは、選出するポケモン+相手の先発に対する行動(=回答)+対戦の展開であるが、
 これを具現化するために先発でアドバンテージに繋がるポケモンを構築に組み込む必要がある。
 ex.化身ボルト@ジャポ実 電磁波展開+積みポケ
   カバルドンステルスロック+欠伸or吠える
自分のクレセドラン構築に関しては「レート シーズン9.10 対戦成績 + 対戦データ」記事で記載したデータを確認していただきたいが、下記の対戦の流れを展開するためマンムーを先発起動要員としている。
 マンムーステルスロック + サイクル枠(クレセリアヒードラン
 マンムーステルスロック + クッション枠(クレセリアorスイクン) + 抜きエース(カイリュー
 当然であるが、先発起動要員1枠で全てのポケモンに対して回答は不可能であるため、序盤でアドバンテージに繋げるための仕掛けを構築に組み込んでおくことが重要。
 ・カイリューorキノガッサ + クレセリア ヒードラン
    カイリュー 有利対面:鉢巻逆鱗で殴る 不利対面:カイリューの対面性能で相手の選択を縛って後続に繋ぐ
    キノガッサ キノコの胞子→不利対面から有利対面へ繋ぐ
    「レートシーズン9.10 対戦成績 + 対戦データ」記事で記載した対戦データからキノガッサの先発率・選出率が10%未満であるため、
     キノガッサ@格闘ジュエル タネマシンガン マッハパンチ キノコの胞子 剣の舞
     に変更して、選出・立ち回りに融通を効かすべきかと考えるかもしれないが、
     キノコの胞子を採用している拘りスカーフキノガッサを構築に組み込んでいる所以はここにある。
 ・ヒードラン + α
    マンムーのステロ展開を潰すために相手のパルシェンを先発で誘発するため、それに対する誤魔化しでの回答。
    挑発を採していることで パルシェンキノガッサソーナンス+α 構築に対して先発起動要因としての選択肢。


★「勝率・確率を重視して誤魔化すor捨てる」+「構築単位での調整」
 
  ex.スイクンスイクンを対策する
  
   その候補としていくつか挙げられる。
   
   (A)スイクン@残飯   熱湯 瞑想 身代わり 吠える
   (B)スイクン@カゴの実 熱湯 瞑想 ねむる  吠える
   (C)絶対零度スイクン
   
    吠えるスイクンは瞑想積み合い→吠える
    絶対零度スイクンは有利対面→スイクン回答枠へ交代に対して「当てれば」
   
    いずれも勝敗を決め兼ねてしまう強さがあるが、下記に述べる弱みもある。
   
(A)天候ダメージで回復ソースが打ち消される
   不利対面→スイクン繰り出しに対して熱湯火傷&毒毒の懸念
   ミラーを考慮すると臆病最速→クッション性能不足
(B)「身代わり」不採用により絶対零度スイクン・急所被弾に対する回答不足
    スイクンvsスイクン 対面から 相手にスイクンスイクン回答枠へ交代されてしまうとアド損へ繋がる
(C)(B)で述べた弱み
    +
    「身代わり」採用しているスイクンに対する回答不足
    絶対零度に依存している
    

吠えるを採用しているスイクンへの遭遇率を考えて、「全体の勝率を意識して回答を誤魔化すor捨てる」ことで
    スイクン@カゴの実 熱湯 瞑想 身代わり ねむる が対策として有効と言える。
   
    全ての構築・組み合わせに対して回答することは不可能であるため、個体数に応じて誤魔化すことで全体の勝率を意識することが重要。
    
    シミュレート構築サンプルを 霰・晴 < 砂・雨 として、受けループ・レパルガッサ(orドーブルメタモンetcを意図的に記載していない理由もここにある。

    (A)(B)(C)で挙げたスイクンは弱みで述べたように、相手の立ち回りに依存してしまうが、
    上記スイクンは、相手が居座るorスイクンスイクン回答枠へ交代されても身代わりから展開することで、相手に依存しない安定行動の確保へと繋がる強みもある。
    また、それ単体において、相手の物理ポケモンを熱湯火傷+身代わり→瞑想と展開可能であるが、
    構築単位においても クレセリア:毒毒 ヒードラン:噴煙火傷 ダメージ累積と組み合わせの相性がある。
    全体の勝率を意識して回答を誤魔化すor捨てると述べ、個体数に応じて誤魔化すと言い換えたがこれは選出・立ち回りにも当てはまる。
    選出においては、
    自分の構築が誘発するポケモンに対しては「回答」
    縛りから誘発しないポケモンに対しては「誤魔化す」
    立ち回りにおいては自分視点と相手視点が絡むが、
    「相手に対して択を生じさせる」
    「縛りによる行動制限」
    「統計から勝つ選択肢を」
    これらを駆使して安定行動の確保に繋げることを意識して立ち回ることが重要。     
    
★「自分で構築を組んで回してみよう」
  自分で構築を回してみて新しい発見が上達への近道と言える。
  自身に関して言えば、
  「ループ構築は被弾回数が多く、急所でサイクル崩壊する」
  これに同意見であったが、自分でループ構築を煮詰めてみると
  「相手の攻撃を被弾する自分のポケモンは、相手に対して役割を有するポケモン=急所被弾に対して修復可能」
  「相手の攻撃を身代わりに殴らせる」
  
  「被弾回数・サイクル回数をへらす仕組みを構築に組み込む」=ステルスロック+先制技 ラッキー:小さくなる
 
  と考えが変わる。
  あらゆる構築を回すことで 相手の考え(選出・立ち回り)を考慮しやすくなることにも繋がる。

  構築の開始は、概念(強み・弱み)を知ることからはじめましょう
  ex.積みサイクル 自分:A が 相手:A´ に落とされる → 相手:A´を起点に自分:B が積む
  これくらいの知識からでも全然大丈夫! それから、自分で試行錯誤してみましょう
 
  シュミレート構築サンプルに記載した構築から好みの構築を試して、自己流にアレンジしてみるのもいいでしょう!