クレセドランの選出

クレセドランの選出


パーティを構築するうえでレート・勝率を安定させる要素に関してはこれまでの記事でいくつか述べたが、パーティを扱ううえで勝敗に影響する要素のひとつとして選出が挙げられる。
また、パーティの技構成・実数値etcだけでは、選出段階・立ち回り段階における相手のパーティに対する誤魔化しというものを把握出来ないため、ここで前回の記事で紹介したクレセドランの選出方法のexと誤魔化しでの回答に関して述べる。


選出ex
(鄯)クレセ+ドラン+α or マンムー(ステロ)+サイクル選出
(鄱)マンムー(ステロ)+クッションポケ+カイリュー選出
(鄴)ガッサ+カイリュー+マンムー(対面構築的選出)
(鄽)スイクン=抜きエース
etc


(鄯)
クレセ+ドランによるサイクル選出
クレセ:ゴツメ&毒毒 ヒードラン:噴煙火傷 etc
定数ダメと有利対面からの相手の後続負荷で相手を処理
これら2枠で回答出来ないポケモンに対する回答を3枠目で回答
もしくは、定数ダメのサポートとしてマンムー:ステロ+サイクル選出

(鄱)
マンムー:ステロ+クッションポケ(クレセ:ゴツメetc)で相手のポケモンカイリューの圏内へ
or
マンムー:ステロ+スイクン:クッションor抜きエース+カイリュー:抜きエースor誤魔化し枠
これに関しては、(鄽)でも述べるがクッションor抜きエースとしてのスイクン 抜きエースor誤魔化しのカイリューという相手の選出に合わせて柔軟に立ち回りをシフト可能な融通の効く選出

(鄴)
こちらのクレセドランのループ選出に対してのメタに対するメタとしての選出
スカーフテクニガッサ 鉢巻カイリュー の奇襲 + 先制技で相手を処理
vs雨パに対しての誤魔化しでの選出方法のひとつ

(鄽)
スイクンを抜きエースとする勝ち筋
これに関しては、選出段階で
ex マンムー:ステロ+スイクン:クッションor抜きエース+カイリュー:抜きエースor誤魔化し枠
という(鄱)想定での選出から立ち回り段階でカイリューで相手の物理受けを誘発して、
スイクンの起点とすることからスイクンをクッションポケ→抜きエースとしても変更可能。
そのため、相手のスイクンの回答枠であるボルトロスorサンダーといったポケモンウルガモスといったポケモンの繰り出し回数をステロで制限して、
かつ、ボルトロスorサンダーの電気技をスイクンマンムー ウルガモスの蝶の舞をスイクンカイリューという交代択から安定択として選択させないという行動縛りも兼ねている。



これらに関しては、あくまでクレセドラン構築の選出方法のexであるため、相手のパーティに対応して柔軟に選出・立ち回りを選択すべきである。
またこの構築にかぎる話ではないが、自分の構築に選出されやすいポケモン、または自分のパーティの選出縛りから選出されにくいポケモンを把握し、選出段階で意識すべきポケモンを考慮する、もしくは、これらを利用して相手の選出を誘導することも大切である。


この構築では、
対面性能・誤魔化し性能からカイリュー
立ち回り段階でクッション→抜きエースへと役割変更可能であるスイクン
を用いることで相手の選出誘導に対して柔軟に回答出来る点もこのパーティの強みのひとつである。


また、マンムーのステロに関しては、有利対面から相手の交換に対してステロを選択出来ればアド確保であるが、これに対してステロ読みで行動された場合を考慮すると、相手の行動を縛っていたこちらが相手に対して行動を縛り返される。
しかし、不利対面でもステロで相手の交換・繰り出し回数を縛ることが出来、(鄯)or(鄽)選出のようにアドが確保される選出であればステロも選択肢であるため、自分の選出・相手のパーティとの兼ね合いを考えて選択すべき技である。