受けループの選出

受けループの選出

受けループを使ううえでもっとも難しく勝敗に大きく影響すると思うのが選出であると思う。テンプレ5体である程度の範囲のポケモンをカバー出来ているが、選出出来るポケモンは3体であるため、選出縛りにより選出出来なかったポケモンが本来役割であるポケモンの対処をどうすべきかという問題点がある。そのため、立ち回りでカバー出来ないポケ(exキノガッサ)がいる場合、そのポケモンに役割を持つポケモングライオン)の選出を最優先し、選出縛りにより選出出来ないが、立ち回りでカバー、もしくは選出の3体で何らかの方法でごまかす(ラッキーの小さくなる バンギ+グライでの身代わり守るなど)ことが可能なポケモンに関しては、本来の役割を持つポケモンではないポケモンでの対処となる。まず、レート環境でkpの多いものに対して本来の役割を持つポケモンとそのポケモンが選出出来ないときのごまかしの選出について記載する。

以下に記載する
カイリュー → ムドーorヤドラン(orバンギ&グライ)
に関して、相手のカイリューに対して、ムドーorヤドランが役割を持つポケモンであるが、選出縛りでムドーorヤドランが出せないとき、バンギの砂ダメとグライの身代わり守るによりごまかすことも可能という意味である。

まず、レートシーズン5でkpトッップ30のポケモンに関して本来役割を持つポケモンとそのごまかしについて記述する。これを見てもらえばテンプレ5体+スイクンでかなり広い範囲のポケモンに対して役割を持っているということもわかってもらえるかと思う。

ハッサム  → ムドー(orグライ)
バンギラス → ラッキー(スイクンorムドーorグライ)
ガブリアス → ムドー(orヤドラン)
ラティオス → バンギ(orラッキー)
カイリュー → ムドーorヤドラン(orバンギ&グライ)
ニョロトノ → ラッキー(orスイクン
メタグロス → ヤドラン(orムドーorラッキーorスイクンorグライ)
ウルガモス → バンギ(orラッキー)
ボルトロス → バンギorラッキー
キングドラ → ラッキー
ローブシン → グライorヤドラン
ユキノオー → バンギorラッキー
グライオン → ムドー(orスイクンorラッキー)
ナットレイ → グライ(orムドー)
ラティアス → バンギ(orラッキー)
キノガッサ → グライ
ヒードラン → グライorラッキーorスイクン
ドリュウズ → グライ(orムドー)
サンダー  → バンギorラッキー
マンムー  → ヤドラン(orムドーorスイクン
シャンデラ → バンギ
スイクン  → スイクン
ブルンゲル → バンギ(orヤド&ラッキー)
バシャーモ → ヤドラン
ヤドラン  → ラッキー(orバンギorヤドランorバンギ&グライ)
ギャラドス → ヤドラン(orムドー)
テラキオン → ヤドラン
パルシェン → ヤドラン(orバンギ)

これを見て、グドラ ガッサ シャンデラ はそれぞれ ラッキー グライ バンギ でしか対処出来ない。一方で、メタグロス ヤドラン は本来の役割以外のポケモンでもごまかしが利くポケモンが多いとわかる。自分がよくこのブログで使う、選出縛りというのは、この グドラ ガッサ シャンデラ の様なポケモンで、受けループ使用者側としては、この様なポケモンが相手のパーティに多いほどごまかしでの処理が必要となり負ける可能性が高まる。

個別での選出縛り・ごまかしをふまえたうえで、次にパーティ単位での選出を記載する。レート戦・ニコ生大会などでの相手のパーティに対しての自分の選出があれば記載できたが、ブログを書くという予定がなかったため、そのようなメモをとっていない。そのため、ニコ生大会・オフ会などの上位のパーティをいくつかあげ、
どのポケモンを優先し、逆にどのポケモンに対してごまかしでの対処をしているかを参考にしてもらえればと思う。

グライを毒状態にしておかなければいけない場合やトリック持ちのポケモンがいる場合などは、バンギorグライを先発にして様子を見る選択肢をとっている。それ以外では、初手に選出されると不利な立ち回りとなりそうであるポケモンに対して役割を持つポケモンを先発として起用している。選出に関して、相手側で考えて、相手のパーティ選出を読みそのポケモンに対して厚めな選出をするというのもありだが、自分の読みレベルが低いことから、相手の選出を読まずに素直に相手のポケモン全てに対して、役割を持つポケモンor何らかのごまかしでの対処が可能な選出をするようにしている。

★vs バンギラス ボルトロス カイリュー ハッサム キノガッサ スイクン

選出 グライオン バンギラス スイクン


相手のガッサスイクンにより、こちらは、グライスイクンが必要となりボルトロスにより、バンギorラッキーが必要となる。ハッサムはグライのギロチンでのごまかしでの対処とするため、相手のバンギカイリューを考え、カイリューに対してバンギグライでの処理が施せるため、バンギを優先している。また、ハッサムキノガッサスイクンと小さくなるラッキーでは突破困難なポケモンが多いことから、このパーティ相手にはサイクルを崩された段階で負ける可能性が高く、それはラッキーを選出しても同じであるため、サイクルでの立ち回りを前提としての選出である。

★vs ユキノオー ラティオス メタグロス ラグラージ ヤドラン サンダー

選出 グライオン バンギラス ラッキー


ラティオスサンダーノオー相手に特殊受け1枚では対処出来ないためバンギラッキーの選出が確定。同時に相手のヤドランも処理可能。残りの枠に関しては、グライorヤドランの選択となる。グライの選出のメリットとしては、ラグラージの型がステロ欠伸の補助型である場合、欠伸ループを抜けられる点やラグラージの型が鈍い眠る型であればラッキーのpp勝負orグライのギロチンでの処理という2択での処理が可能である点である。受けループに出てくるメタグロスは鉢巻トリックグロスが多いが選出段階で型が分からない+小さくなるラッキーでの処理も可能であるため意識すべきは、ラグ>グロスである。ラッキーの自然回復で欠伸ループを抜けることも可能であるが、天候ダメステロダメの蓄積もあり不利な立ち回りとなる。相手のパーティでヤドランが選出される可能性は低いことから、
サンダーが選出されないorバンギで毒毒を入れれば、ラッキーでの全抜きが可能であるため、相手の選出が分かればサイクル重視ではなくラッキーでの全抜きへと立ち回りをシフトすることも可能である。

★vs カバルドン ドリュウズ ラティオス ナットレイ ウルガモス スイクン

選出 バンギラス グライオン スイクン

相手のカバドリュナットレイに対してグライがスイクンに対してスイクンが必要となり、ラティオスウルガモスを処理するポケモンが必要であるため特殊受けであるバンギorラッキーが必要となる。vsラティオス ウルガモスに関しては、バンギ>ラッキーであるためラス枠はバンギラス。カバドリュ意識で、初手グライにするとラティウルガの同時選出に対して厳しいので初手バンギを選択している。

★vs ニョロトノ キングドラ ランクルス ナットレイ ボルトロス テラキオン

選出 グライオン ヤドラン ラッキー

ランクルスナットレイに対してグライのギロチンでの処理が必要であるため、グライオントノグドラに対してラッキーまで確定。残りの枠として、天候変化+ボルト意識でバンギという選択肢もあるが、テラキオンが厳しいことや、物理グドラの線も考えヤドランを優先して選出している。ヤドランであれば、ラッキーvsトノ対面での滅びの歌に対しても、交代読みでのトノの水技を受けにヤドを投げることも可能である。選出に関して、テラキオン剣舞からの全抜きを警戒して、初手ヤドランという選択肢もあるが、
火炎玉トリックランクルスでグライの役割を潰されるのも厳しいため初手グライオンとしている。