メタモン受けループに関する考察

メタモン受けループに関する考察


自分が受けループ勢ということで、受けループにメタモンを組み込むことは出来ないかと考えてみた。
しかし、自分の中では
メタモン受けループ<テンプレ受けループ
とこれまで自分がブログで紹介してきた受けループを用いる方が安定するという結論に至った。
その理由に関して下記で述べたいと思う。


まずメタモンを受けループに採用することでvs積みポケモンに対して安定するということ考え方に関してだが、自分はこれに関して誤った考え方であると思う。
メタモンを採用することで相手に積み技そのものの牽制or積み技を自分のアドへと変えることが出来、
一見するとメタモンを採用することで積みポケモンに対しては、
テンプレ受けループ<メタモン受けループ
と考えられるかもしれないが、自分はvs積みポケモンに対しての処理も
メタモン受けループ<テンプレ受けループであると考えている。
これまでの自分の受けループでは積み技そのものに対しての牽制は出来ないが、
積ませてもそれに対して後出しからでも処理可能なポケモン(ex鈍いムドーvs剣舞ハッサム)の採用、
もしくは、小さくなるラッキーの回避により積み技を擬似的に無効化するといった方法でも処理が可能であるからである。
一方で、メタモン受けループは、積み技自体に対して牽制出来るように思えるが、
メタモン以外の2体でサイクルを回す必要があり、火力インフレの環境で2:3でのサイクル戦では回復ソースがある受けループといえ、サイクルを構築出来ず、相手としては積み技を牽制されているのではなく、積み技を用いずともループを崩すことが出来るという点である。
メタモンを擬似的に抜きエースとして用いる必要があるが、相手のポケモンに依存しているメタモンが抜きエースになるかという点に関しても不安である。
また、メタモン自体が特定のポケモンに対して役割を持つために構築に組み込まれるかと言われればそうではないため、
採用理由自体が曖昧であれば、選出機会も曖昧となり結果的に機能出来ないと考えている。
これは個々がある特定のポケモンに対して一方的に強く、互いの相性保管でサイクルを組む受けループの定義とは反していると考えている。


次に、受けループにメタモンを用いることのメリットとして相手の技構成を確認し、それに対応出来るポケモンを後続から投げることで安定した立ち回りの確保と前回の記事で述べたが、これ自体にも誤りがあるという思う。

メタモンを選出した場合の受けループの選出としては、

先発 メタモン+物理受け+特殊受け といった選出になる。
 
ex, 自分:メタモン+グライオン+バンギラス 相手:ボルトロス+?+?

といった選出を想定して メタモンの特性でボルトロスの技構成が下記の2パターン確認された場合で考察してみる。
(鄯)10万ボルト めざめるパワー 蜻蛉返 電磁波
(鄱)10万ボルト めざめるパワー 馬鹿力 電磁波

(鄯)であれば気合玉を採用していないことを確認することが出来たため、バンギvsボルト対面で蜻蛉返りに対して追い打ちor蜻蛉返り読みバンギ→グライという行動を選択することが可能である。

しかし

(鄱)に関して役割破壊技の馬鹿力を確認出来たとしても、選出時点でボルトロスの処理はバンギラスに一任しているため、バンギラスで処理出来なければ、ボルトロスの処理が出来ず負けに繋がる。

つまり、選出が終了している段階では、それに対しての回答の選出が出来ていなければ技構成を確認出来ても処理が出来ないため、メタモンによる技構成の確認のメリットはないと言える。


メタモンを軸にした受けループに関して
メタモン+ラッキー メタモン+クレセドラン メタモン+ドランドラン etc
いくつか考えてみたが、vsスイクン、トリックに対しての回答、身代り+積み技に対しての処理 etc
に対して解決出来ず、これらに対しての処理方法がごまかしでの処理となるのであれば、メタモンを軸に構築している以上、選出縛りに対しての対応能力も自分がこれまでブログで紹介した受けループの劣化という結論に至った。
そのため自分はメタモンを組み込むとすればボルトロスハッサムメタモン+αといった形で蜻蛉返りのサイクルの中でメタモンを繰り出しつつ、相手の技構成を確認し、次の相手の行動に対してある程度把握することでアドバンテージを確保するといった構築で用いる方が適しているのではないかと考えている。