パーティ紹介 〜対面構築パ〜

パーティ紹介 〜対面構築パ〜

シングルレート 対戦回数110 勝76 負23 被切11 勝率79,1%

カイリュー@ラムの実
逆鱗 神速 炎のパンチ 龍の舞
167-186-115-*-120-145


ハッサム@拘り鉢巻
蜻蛉返り 虫食い バレパン 電光石火
175-192-121-*-109-86


ボルトロス@飛行ジュエル
10万ボルト めざパ飛 蜻蛉返り 電磁波
169-121-102-150-100-179


キノガッサ@毒毒玉
タネマ ローキック 身代わり キノコの胞子
153-151-103-*-92-134


マンムー@気合の襷
地震 氷柱針 氷の礫 がむしゃら
186-182-100-*-80-145


スイクン@カゴの実
熱湯 冷凍ビーム 瞑想 眠る
207-*-173-111-136-114


いわゆる対面構築パのテンプレといえるパーティである。
これまで紹介してきた受けループと比較すると勝率が多少低いものの、
下記でも述べるが、勝率を安定させるために必要なギミックは組み込まれているため、ある程度の勝率・安定感を保つことが出来るパーティであると思う。
このパーティに対しての改善案など意見があれば、参考にさせてもらいたいと思いますので是非お待ちしております!

では、パーティ紹介に移ります。


まず、自分がパーティを構築する段階での留意点・勝率を安定させるために必要だと考えられるスペックを下記に挙げる。

・命中安定技の採用
・読みを放棄した安定行動の確保
・サイクル技
・選出縛り、行動縛り


・命中安定技
まず命中安定技の採用に関してだが
受けループで バンギラス:岩雪崩(90%)毒毒(90%) グライオン:ハサミギロチン(30%) 以外の命中率が100%であることが
受けループの勝率安定している一つの要因であるように、これは受けループ以外のパーティにも当てはまる。

ex,
命中80%の技を2回試行
2回とも命中=64% 1回命中+1回技外し=32% 2回とも技外し=4%

命中90%の技を2回試行
2回とも命中=81% 1回命中+1回技外し=18% 2回とも技外し=1%

命中率不安定の技は技の威力・追加効果が優秀であるが故に、試行回数が多くなればなるほど、命中不安定技に依存しているパーティほど勝率は安定しないと言える。
命中率不安定技を採用し、試行回数も多いパーティであれば、
命中率不安定技を当てれば勝ちという状況で技を外して負けるということは、立ち回りで優勢であっても度々起こることである。
有効急所による負けという類のものとは違い、命中率不安定技に頼らなければいけない構築・立ち回りをしているという段階でリスクある選択である。
とくに受けループや耐久ポケモンの技外しは再生からリカバリー出来る場合もあるが
それ以外のポケモンでの技外しは、リカバリーも難しく、負け筋の大きな要因となる。
そのため今回の構築では全ての技の命中率が100%と技外しによる負け筋を出来るだけなくなるよう構築している。


・読みを放棄した安定行動の確保
次に受けループの強みの一つが相手に依存する読みを放棄した安定行動の確保であると述べたが
受けループ以外で読みを放棄し、勝率を安定させることが出来るポケモンはポイヒガッサであると自分は考えている。
また選出段階ではキノガッサの型がポイズンヒールorテクニシャンの判断が出来ないというのも大きな利点である。
現環境ではキノガッサに対する対策枠、もしくはパーティ単位での対策は必須である。
故に選出段階で、こちらは相手のキノガッサ対策枠の選出を読み、それに対しての選出を選択することも可能である。
また、立ち回り段階でもキノガッサの選出の有無に関わらず、相手はキノガッサの起点にならないよう立ち回りを意識させられるという利点もある。
また、下記で述べるサイクル技の採用も読みを放棄することが可能で安定行動として選択出来ることもある。


・サイクル技
サイクル技を組み込むことも読みで有利対面から相手の後続に負荷をかけ、かつ、有利対面へと繋ぐことが出来るため、
サイクル技も自分の中では、上記に述べた読みを放棄した安定行動の確保が可能となる一つの要因と考えている。


・選出縛り、行動縛り
読みを放棄した安定行動の回数を多く確保出来れば有利に立ち回ることが可能であるため、
選出段階、立ち回り段階で相手の行動を縛ることが可能なポケモンを採用することで、相手に安定行動を確保させないことである。
ここでは述べてないが、タイプ相性補完といった要素も相手に安定行動を確保させない一つのギミックである。


これらをふまえて個別解説を下記で述べる。
カイリュー
対面構築パの抜きエースであり、かつ選出・立ち回り段階での積み技警戒での選出縛り・行動縛りという役割もある。
またドラゴン技は鋼タイプ以外に対して半減されないため、相手の鋼枠の選出に対しても縛りが可能である。
キノガッサに対して対面で有利をとれるボルトロスマンムーといったポケモンを採用しているとはいえ、
これらのポケモンは後出しからキノガッサを処理出来ないため、このパーティではキノガッサに対して起点を作らせないという立ち回りとラムカイリューを合わせて
回答としている。
技構成・配分に関してだが、キノガッサを抜くsのラインの確保が必要であり、
ガブリアスの鉢巻逆鱗・ラティオスの眼鏡流星群など耐久調整も考えたが、これらに関してカイリューで被弾せざるをえない選出・立ち回りをすべきではなく、
そのような状況の時点で負けが確定していることが多く、また、調整しなくてもマルスケで1度耐え行動出来ることが多いため、この配分としている。
技構成に関しては、一般的な龍舞カイリューと同じく 逆鱗+神速+龍舞+α(炎のパンチor地震or馬鹿力)であり
ハッサムナットレイへの回答として炎のパンチを採用した。


ハッサム
今回採用したハッサムは鉢巻型であるが、選出段階では鉢巻or剣舞との判別は出来ないため、カイリューと同じく選出縛り・行動縛りも兼ねている。
上記でも述べたが、有利対面からの蜻蛉返りで後続に負荷をかけつつ、サイクルを構築し、
カイリュー:神速 ハッサム:バレパン 電光石火 マンムー:氷の礫
と先制技を多く採用しているこの構築において、相手を先制技の圏内にいれることで有利に展開することが可能である。
構築段階では、蜻蛉返り バレパン + 虫食いor馬鹿力or電光石火 から2つ選択と考え 試作的に馬鹿力+電光石火を採用してみたが
馬鹿力を必要とする機会が少なく、一方で虫食いはあればという場面が幾度かあったため馬鹿力→虫食いと変更した。
電光石火に関しては、このパーティで処理が困難な相手のボルトロス・サンダー・水ロトムといったポケモンに対しての処理に対して必要であると考えたため採用している。
調整としては、H=16n-1としてc182眼鏡ラティオスの流星群1,5耐えまでを確保している。


ボルトロス
ハッサムと合わせてサイクルを構築するポケモンである。
タイプ一致技である10万ボルトは確定枠。
一般的なボルトロスガブリアスに対しての有効打の確保として、めざパ氷を採用されることが多いが、
このパーティでは、マンムースイクンの氷技や、サイクルダメージと合わせてカイリューハッサムの先制技でも処理出来るため、
ガブリアス意識ではなく、キノガッサローブシンといった格闘タイプやウルガモスといったポケモンの有効打を確保したかったためめざパ飛を採用した。
これらのポケモンに対して火力不足であるため、飛ジュエルを持たせている。
電気技を無効にする地面枠(ガブリアスマンムーグライオンランドロス・霊獣ランドロスetc)or霊獣ボルトロスをパーティに採用されていることが多く
めざパ氷を採用していないボルトロスでは、これらを処理出来ないためボルトチェンジではなく、蜻蛉返りを採用している。
先制技を多く採用しているとはいえ、ボルトロス以外では先制して攻撃出来ないため、サポートとしての電磁波も採用している。


キノガッサ
上記の「読みを放棄した安定行動の確保」という点で述べであるため省略。


マンムー
電気技の一貫性をなくすための地面枠+連続技採用での身代わり守るといったポケモンへの回答枠。
一般的なマンムーの技構成である 地震 氷柱針 氷の礫 ステルスロック という技構成のステルスロック→がむしゃら へと変更したものである。
自分の中で高耐久を有していないマンムーにステロを採用するのはリスクのある技で使用頻度があまりないと考え採用を見送っている。
有利対面で相手の交換に対して、ステロを使用することが出来れば大丈夫であるが
マンムーのステロ読みに対して居座られた場合、相手の行動を縛っていたこちらが相手に対して行動を縛り返され、結果的に相手に有利に展開されてしまう。
そのため、有効打がないポケモン・耐久ポケモンといったポケモンに対しての有効打の確保としてがむしゃらを採用している。
気合の襷とがむしゃらのギミックは、マンムーの氷の礫だけでなくカイリューハッサムでの先制技でも処理可能となるためこのパーティに合ったギミックだと自分は考えている。
ただし、マンムーにとって襷は重要なファクターであるため、襷を潰されないように立ち回る必要がある。


スイクン
マンムーのがむしゃらと合わせて相手の耐久ポケモンへの回答枠と、クッションとしての役割として採用している。
配分に関しては、以前の自分の記事で紹介したスイクンと同じ配分だが身代わり→冷凍ビームとしている。
理由としては、ボルトロスの蜻蛉返り→スイクンの冷凍ビームでガブリアスカイリューといったポケモンを処理の必要があるからである。
身代わりの採用を見送ることでデメリットもあるが、スイクンから冷凍ビームを外すことで上記のポケモンに対してマンムーの選出が縛られたり、
立ち回りで読みが必要となるケースが多くなることから、このパーティでは冷凍ビームを採用した。