シーズン6対戦戦績 〜ドクロ受けループの使用感〜

以前の記事でvsキノガッサ対策ドクロッグを考案したが、そのドクロッグをパーティに組み込み、vsキノガッサ対策としての解決策として成立しているのか、またvsキノガッサだけでなく、これまでと同等の勝率を保つことが可能であるかどうかを検証してみた。

シングルレート シーズン6 ROM : BL★CK


バンギラス スイクン ラッキー グライオン エアームド ヤドラン 構築の対戦成績
102勝 28負 26被切 1エラー 勝率81,5%


バンギラス ドクロッグ ラッキー グライオン エアームド ヤドラン 構築の対戦成績
143勝 36負 41被切 0エラー 勝率83,6%


シーズン6 受けループの対戦戦績
245勝 64負 67被切 1エラー 勝率83,0%


最高レート1857 最高連勝数41(勝27+14被切)


スイクン対策スイクンを採用した受けループでは、環境の変化という影響もあり、シーズン5での勝率・レートと比較すると、多少勝率が落ちているものの、vsドクロッグを採用することで、これまでと同程度の勝率を確保することが出来た。
また、キノガッサ入りの構築に対しても、上記の勝率と同程度の80%前後を確保出来ているため、解決策として成立しているといえると思う。
現状では、vsキノガッサに対して、80%前後で寝言ドクロッグが機能しているとはいえ、ドクロッグの寝言を相手に警戒されずに立ち回れていることも大きく、寝言ドクロッグキノガッサ対策のメタの一つとしてメジャーとなれば、サイクルで崩されることも多くなるであろうことから、冷凍パンチ→毒づきとするのも一考ではあると思う。
また、前回の記事で述べたドクロッグを採用することのメリットをいくつか述べたが、なかでもvs雨パに対する選出・立ち回り・勝率がかなり安定したといえる。
理由としては、ドクロッグの特性;乾燥肌によるものであるが、これまでの受けループであれば、ニョロトノの滅びの歌によりラッキーの交代を誘発された場合、ニョロトノorキングドラにより後続に負荷をかけられることが予測されるため、vs雨パに関しては、選出段階で滅びの歌を意識し、滅びの歌に対して安定択を選択出来るよう、ニョロトノの熱湯or波乗りに対して繰り出せるよう、ヤドランの選出が縛られていた。
しかし、ニョロトノの熱湯の火傷or催眠により、ラッキーヤドランでは解決出来ないこともあったが、寝言ドクロッグを採用することで、ラッキードクロッグの選出で滅びトノor滅び→催眠トノまでを解決出来る構築となったといえる。
一概に言えるわけではないが、vs雨パに対してグライ(orムドー)+ラッキードクロッグ の選出で解決出来ている場合が多く、また先発グライ(orムドー)で序盤にアドを確保出来やすくなったと言える。

ex
選出 先発 グライ(orムドー) vs 物理アタッカー

であれば身代わり(orステロ)によりアド確保


選出 先発 グライ(orムドー) vs ニョロトノ 

であれば相手に選出を把握されるという情報アドを確保されるが、グライ(orムドー)→ドクロッグによりドクロッグvsニョロトノの対面を作ることが可能でアドを確保することが可能である。ここで交換読み交換をされた場合を考慮しても、ニョロトノ→グライという交換の順序により、ニョロトノのスカーフの判別が可能な場合もある。
もしくは、グライ→トノの交換の順序であれば、サイクル段階でグライvsトノの対面で、グライの身代わりで、相手のグライ→ドクロ読みのニョロトノの交代に対して安定択としてアドを確保出来るor身代わり守るでニョロトノのppを削るという選択を確保したことにより、結果的にアドの確保に繋がると言える。


その他のメリットとして、岩技の一貫性の解決策にもなると前回の記事で述べた。
これは、vsテラキオンに対する回答の一つとして考えてもらっても大丈夫である。
vsテラキオンはヤドランに一任しているが、選出段階で相手のパーティにテラキオンがいる場合、テラキオンの砂嵐によるD上昇を考慮するとこちらのバンギラスの選出が縛られ、ラティオステラキオンといったパーティに対しては、グライオンラッキーヤドランとごまかしでの選出が強いられていた。
またサイクルにおいて、テラキオンの剣の舞からの全抜きも十分考慮される。
しかし、ドクロッグを採用することでラティオステラキオンに対しても、バンギラスドクロッグの選出も可能であり、選出段階での選択肢の一つとして確保出来る。

ここまでドクロッグ入りの構築に関しての使用感を述べたが、次に、前回の記事で受けループの今後の環境への対応として、下記の役割のポケモンの採用の必要性を示唆したが、これに関して具体的な一例を挙げたいと思う。

・役割破壊をある程度受けることが可能なポケモンをパーティに組み込み、ごまかしでの選出が可能となるようにパーティ構築を編成
・受けポケモンを抜きエースの起点作り要因として、抜きエースを軸としたパーティ構成へシフト

クレセリア@メール 凍える風 毒毒 月の光 +α

である。耐久値に関してだけの比較であれば、クレセリア > グライオン・ヤドラン であるが、特性・回復ソース・天候ダメ・状態異常に対する耐性などを考慮すると、クレセリア < グライオン・ヤドラン であるため、個人的にはクレセリアは居座りづらく、かつサイクルに組み込めないポケモンであるため、これまでの受けループに組み込むことはなかったが、今後の環境変化により、受けループというサイクル自体を構築することが出来ないことも考慮すると、役割破壊技もある程度受けることが可能なクレセリアで凍える風でのsダウンor毒毒でのサポートをして、残りの枠で逃げ切りor抜きエースによる全抜きという立ち回りが出来るような構築をすることで環境に対応出来るかもしれないと考えている。
もしくは、耐久orサポートを偽装して
クレセリア@眼鏡 サイキネorサイコショック 凍える風 めざパ炎 トリック
といったクレセリアを採用するのも一考ではあると思う。


その他にも構築の採用枠のスペースの関係上、採用は難しいかもしれないが、夢特性:かわりもの メタモンも可能性を秘めているポケモンであると考えている。

メタモンを採用するメリットとしては、特性:かわりものにより、相手の技構成を確認してから安定択を選択することが可能となるという点以外にも、起点を作られやすい受けループという性質に対して、能力上昇もコピーするかわりものという特性により、vs積みサイクルに対しての回答の一つとなる点である。